加養浩幸の生い立ち(その2)

こうして小学校3年生でクラシック音楽に目覚めた加養少年。その後は、レコード、スコアと買いあさりました。ベートーベン、チャイコフスキーなどなど・・・元々好奇心旺盛な加養少年は、クラシック音楽にはまっていったのです。そして1年後、自分の後の人生をも左右する曲に出会います。

それは、マーラー交響曲第1番《巨人》。この《巨人》のトランペットの音色に惹かれ、「僕はトランペットをやる。」と決めたのでした。

あのマーラーをして「私の音楽は世紀末になって理解されるだろう。」と言わしめたその音楽を、小学校4年生が誰からも教わることなく理解したのです。

そして、4年生の10月、大網小学校金管バンドに入り、トランペットを始めました。マーラーに憧れてトランペットをはじめた加養少年が、どんな顔をして「こんにちはトランペット」を吹いていたかは知る由もありません。

とにかく、ここから加養少年の音楽人生がスタートを切ったのです。